日本書学館とは

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日本書学館とは

日本書学館は大貫思水先生(1911-1986)により1958年に創設され、私設の書道団体としては長い歴史があります。日本書学館は長い書の伝統を踏まえ、本来の字の形を崩すことなく美しい字を書く(真正端麗)、誰にでも読めて実生活の中で使える字を書く(用美一致)、筆だけでなく心も合一して筆鋒を動かす(心技両輪)、これらを基本方針として書の向上に努めています。

いたずらに奇矯に走ることなく、また独りよがりな陶酔に陥ることなく、ひたすらに書き方の基本の習熟を追求し、字の持つ形や組み合わせの中にある本源的な字の美を求め修練を積んでいます。

現在、全国各地(1都1道2府36県)500近くの書道教室があり、教室に通うことができない個人会員には、本部の審査員を務める師範による添削指導も行っております。大貫思水先生が揮毫した手本が掲載された月刊誌を使用し、国内外の成人部門、学生部門合わせて約1万人の会員が段・級位取得に励んでおります。毎年6月には東京美術倶楽部で全国書道展ならびに学生コンクールを4日間にわたり開催し、条幅、ペン字の作品約1000点を展示しています。

大貫思水先生略歴
小学校教諭時代の昭和27年、東京都書道教育連盟副会長に就任。昭和29年には文部省検定教科書編修と執筆を担当。文部省筆順委員会委員を歴任し、翌30年全日本書道教育研究会広報部長に就任。1958年(昭和33年)、日本書学館(旧名思友書道会)を創設。没後もすぐれた指導理念、書風は色あせることなく、今なお多くの人々に支持されています。

作品

基本方針

日本書学館は大貫思水先生(1911-1986)により1958年(昭和33年)に以下を基本理念として創設されました。

漢字と仮名の本来の形を崩すことなく、美しい字を書く
誰にでも読めて実生活の中で使える字を書く
筆だけでなく硬筆・ペン字も書く
手先だけでなく心も合一して筆鋒を動かす

これらの基本方針として書の向上に努め、毛筆、ペンにおいて楷書・行書・草書の基本三体の書の技術を磨きます。